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前立腺肥大症に使用する治療薬

前立腺肥大症 薬

前立腺肥大症の治療法は、無治療経過観察、薬物療法、低侵襲治療(レーザー、ステント、高温度療法など)、手術(経尿道的前立腺切除術(TUR-P)など)、尿道留置カテーテルなどがあります。

 

その中で、前立腺肥大症の重症度が軽度から中等症の患者が薬物療法(薬での治療)の適応となります。

 

軽度から中度の患者が薬物療法の適応

 

前立腺肥大症に使用される医薬品一覧

前立腺肥大 一覧

前立腺肥大症に使用される薬剤は主に、

  1. α1受容体遮断薬
  2. ホルモン系薬(抗アンドロゲン薬、5a-還元酵素阻害薬)
  3. 非ホルモン系薬(植物エキス薬、アミノ酸製剤、漢方製剤)

に分類されます。

第一選択はα1受容体遮断薬

現在、薬物治療の第一選択はα1受容体遮断薬とされています。比較的速効性で副作用も比較的軽い軽微なためです。いずれの薬剤も30日の長期投与が可能とされています。

 

ただし、高血圧の治療薬として使用されている薬もあり、副作用として起立性低血圧やめまいに注意すべきです。

 

交感神経系の機能亢進による下部尿路閉塞を解除し、自覚症状を改善することが目的です。

ホルモン系薬と非ホルモン系薬

ホルモン系薬は前立腺の容積を縮小させることによって下部尿路通過障害を改善することが目的です。

 

ホルモン系の抗アンドロゲン薬(アンチアンドロゲン薬)は前立腺の内分泌環境に影響を与えることから、潜在する癌との診断を複雑にする可能性があります。

 

また、刺激症状がある場合には非ホルモン系薬を使用し、炎症の除去などで自覚症状の軽減を図ります。

 

漢方製剤(漢方薬)などは科学的根拠は少ないですが、抗炎症作用、抗浮腫作用、抗うっ血作用などによる効果があると考えられています。

 

以下に、それぞれの具体的な薬名を一覧で紹介します。

主な前立腺肥大症治療薬の一覧
薬の分類 薬の商品名 一般名
@α1受容体遮断薬 第1世代 ミニプレス プラゾシン塩酸塩
パソメット、ハイトラシン テラゾシン塩酸塩水和物
エブランチル ウラピジル
第2世代 ハルナールD タムスロシン塩酸塩
フリバス ナフトピジル
ユリーフ シロドシン
Aホルモン系薬 抗アンドロゲン薬 プロスタール クロルマジノン酢酸エステル
パーセリン アリルエストレノール
5α-還元酵素阻害薬 アポルブ デュタステリド
デポスタット ゲストノロンカプロン酸エステル
プロステチン オキセンドロン
B非ホルモン系薬 植物エキス薬 エビプロスタット オオウメガサソウ、ハコヤナギ、セイヨウオキナグサ、スギナエキス、精製小麦胚芽油
セルニルトン セルニチンポーレンエキス
アミノ酸製剤 パラプロスト グルタミン酸、アラニン、アミノ酢酸
漢方製剤 八味地黄丸、牛車腎気丸、猪令湯 -
前立腺肥大症の保険適用外で使用される薬剤

また、前立腺肥大症の保険適用外で処方される可能性のある薬は以下の通りです。

薬の分類 薬の商品名 一般名
抗コリン薬 ポラキス、バップフォー、デトルシトール、べシケア

ステーブラ、ウリトス

オキシブチニン塩酸塩、プロピベリン塩酸塩、酒石酸トルテロジンコハク酸、ソリフェナシン、イミダフェナシン
膀胱平滑筋弛緩薬 ブラダロン フラボキサート塩酸塩
副交感神経刺激薬 べサコリンウブレチド ベタネコール塩化物ジスチグミン臭化物

 

前立腺肥大症に使用される薬の副作用・注意点

副作用 注意

まず、前立腺肥大症に使用される薬に共通する副作用はの立ちくらみ、めまい、ふらつきです。

 

めまい、立ちくらみ、ふらつきは前立腺肥大症に使用される薬に共通する副作用

 

次に、前立腺肥大症によく使用される薬の重大な副作用、主な副作用を表にして紹介します。

報告されている副作用一覧
薬品名 重大な副作用 主な副作用
ミニプレス 失神・意識喪失、狭心症 めまい、立ちくらみ
バソメット、ハイトラシン 意識喪失、肝機能障害、黄疸 めまい、立ちくらみ、貧血
エブランチル 肝機能障害 めまい、立ちくらみ、頭痛、頭重
ハルナールD 失神・意識喪失、肝機能障害、黄疸 めまい、胃部不快感
フリバス 失神・意識喪失、肝機能障害、黄疸 めまい、立ちくらみ、低血圧、起立性低血圧
ユリーフ 失神・意識喪失、肝機能障害、黄疸 めまい、立ちくらみ、起立性低血圧、頭痛、口渇、下痢、射精障害、鼻閉
注意点・禁忌

・フリバス、ユリーフは服用後約1時間で最高血中濃度に達するため服用初期や増量時には起立性低血圧を起こす可能性があり、低用量より開始していくのがよいとされます。

 

・ハルナ?ルDは徐放性製剤であり、血漿中未変化体濃度は服用後約8時間で最高値に達するため、起立性低血圧が起こりにくいとされています。

 

・ミニプレス、エブランチル、フリバスは主に肝代謝であり、肝機能障害のある患者には慎重投与となっており、低用量からの開始や必要に応じて減量するなど注意して服用する必要があります。

 

・フリバスは肝機能障害のある患者において最高血漿中濃度およびAUCが、それぞれ約2倍、4倍に上昇した報告があります。

 

・パソメット、ハイトラシン、ハルナールD、ユリーフは肝代謝および腎排泄それぞれの寄与があるため、腎機能および肝機能障害のある患者には慎重投与となっています。

 

・ユリーフは腎機能低下のある患者において最高血漿中濃度およびAUCが、それぞれ3.1倍、3.2倍に上昇した報告があります。

 

・ユリーフの代謝にはCYP3A4が閨与しており、抗真菌薬などCYP3A4を強カに阻害する薬物とは併用注意です。併用時には減量などを考慮する必要があります。

 

・それぞれの薬に共通する副作用は低血圧(起立性低血庄を含む)による立ちくらみやめまい、ふらつきです。α1受容体サブタイプの選択性がないミニプレス、ハイトラシン、バソメット、エブランチルは特に注意が必要です。

 

・ユリーフでは射精障害の副作用が17.2%と高い頻度に認められます。また、ハルナールDも、射精障害の副作用があるとする報告もあります。

 

・抗アンドロゲン薬(プロスタール、パーセリン)は前立腺腺腫を縮小させる作用を有しますが、勃起障害、性欲減退などの副作用があること、効果発現まで1?2カ月を必要とすること、中断すると前立腺の容積は再度増大してしまうことなどに注意が必要です。また、両剤とも重篤な肝機能障害、肝疾患のある患者には禁忌となっています。特にプロスタールは、劇症肝炎や肝機能障害、黄疸などで死亡例が報告されており、投与開始後3カ月間は1カ月に1回、それ以降も定期的に肝機能検査を行う必要があります。

 

・抗アンドロゲン薬と同じホルモン系の5α-還元酵素阻害薬(5α-リダクターゼ)は血清テストステロンの低下作用がないので勃起障害を起こさないとされています。

 

薬よりおすすめなのがサプリメント

以上、前立腺肥大症に使用される薬を紹介してきました。

 

やはり、薬に共通するのが副作用です。特に病院でもらう前立腺肥大症の薬は困った副作用が気になります。

 

私がおすすめするのは、病院で薬を貰う前にサプリメントを試すことです。

 

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