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前立腺肥大症の原因には様々な要因が複合する

前立腺肥大症 原因

前立腺肥大とは男性にとって避けることのできない老化現象です。

 

高齢化社会に比例して患者数も多く、しばらくの罹患率もかなりものになるでしょう。

 

つまり、前立腺肥大症はありふれた病気です。

 

これだけありふれた病気なら、当然、発病原因は明らかになり、その治療法も確立されていると考えるのがふつうですが、現代の医学は前立腺肥大症発病の原因をはっきりと特定していません。

 

発病の原因がはっきりしていないのですから、もちろん、病院での有効な治療法や予防法も確立されていません。

 

発病に関しては、いくつもの要因の関与が指摘され、それらが総合されて前立腺の肥大が進行し、前立腺肥大症になると推測されています。

 

その複数の原因とは、@性ホルモンのバランスの失調、A前立腺に血液を運ぶ血管の動脈硬化、B前立腺の慢性的な炎症、C過度の飲酒、D刺激の強い香辛料の過度な摂取などです。

 

また、「自律神経の失調による膀胱収縮の不全」も前立腺の肥大を促進する要因と考えられますが、、前立腺の肥大の結果として生じた排尿困難の一部である尿失禁の原因になります。

 

原因@男性ホルモンのバランスの失調

男性ホルモン バランス

前述のさまざまな要因の中でも、最も前立腺の肥大と大きなかかわりがあると考えらているのが、「性ホルモンのバランスの失調」です。

 

ジヒドロテストステロンの生成増加

 

男性の睾丸(精巣)は、精子をつくるだけではなく、さまざまな性ホルモンを分泌しています。男性ホルモンの分泌です。

 

そうした男性ホルモンのひとつにテストステロンと呼ばれる性ホルモンがあります。睾丸でつくられたテストステロンの多くは血液中に流入してさまざまな生理活動の触媒になりますが、一部は前立腺に取り込まれます。

 

取り込まれたテストステロンは、5αリダクターゼと呼ばれる酵素の作用により、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンに化学変化します。

 

このジヒドロテストステロンには、体毛やヒゲを濃くし、また、ニキビや頭部のハゲを増やすなどのさまざまな生理活性作用がありますが、その生理活性作用の一部として前立腺を肥大させる働きもあります。

 

若い頃に前立腺が肥大しにくいかったり、薄毛になりにくいのは、ジヒドロテストステロンの生成量が少ないからです。

 

ところが、中高年になると、5αリダクターゼが多く分泌され、テストステロンがジヒドロテストステロンに変化しやすくなります。

 

その影響は、外面にも現れます。人によっては、それまで髪の毛の生え際が後退し、ハゲてきます。

 

頭髪の変化と同時に、前立腺にも影響を与えます。

 

5αリダクターゼによってジヒドロテストステロンの生成が増える中高年の時期以降、急激に前立腺の肥大が進行しはじめます。

 

その結果、前立腺の中を通っている尿道が圧迫を受け、排尿困難や排尿困難が原因となった残尿感、頻尿、尿失禁などに悩まされるようになってしまいます。

 

原因A動脈硬化B前立腺の炎症

動脈硬化

血管の働きを悪くする動脈硬化や前立腺の炎症でも同じことが起こります。

 

前立腺肥大の要因としては、その他、前立腺に血液を運んでいる血管の働きを悪くする動派硬化を起こしたり、また、前立腺に慢性的な炎症が起こっていることなどが考えられています。

 

血管の働きを悪くする動脈硬化も前立腺の慢性的な炎症も、前立腺の機能を低下させるという作用を生みます。これが、前立腺肥大の引き金になるらしいのです。

 

私たちの体を構成する全身の細胞も、その細胞が集まって形作られている組織や器官も、すべて血管を通って届いた血液から生命の維持に必要な栄養分や酸素を受け取ります。

 

その栄養分や酸素が十分に届かなくなったら、組織や器官は弱り、機能低下を起こします。まったく届かなくなれば、組織や器官は壊死します。

 

炎症の場合も同じです。炎症が起これば組織や器官が機能低下し、炎症の程度が酷ければ壊死します。慢性的な炎症は機能低下の大きな原因です。

 

機能低下を補おうとする意味での前立腺肥大

 

こうして機能が低下すれば、人間の体は、低下した機能をなんとかして補おうとします。

 

それを機能補償というそうですが、その働きが血管の機能を悪くする動脈硬化や炎症によって機能低下した前立腺でも起こります。

 

つまり、前立腺を肥大させることで、その機能を補償しょうとするのです。これも推論ではありますが、多分、間違いなく人間の体の中には、そうした補償のためのメカニズムも組み込まれているのです。

 

ただし、機能補償のための前立腺の肥大は、前立腺の中を通っている尿道を圧迫して排尿困難、頻尿、尿漏れ、残尿感という弊害をもたらしてしまうのです。

 

原因C過度の飲酒D刺激の強い食べ物

暴飲暴食

過度の飲酒や、スパイスや唐辛子など刺激の強い食べ物は、前立腺に通じている血管の働きを悪くする動脈硬化を進行させます。

 

また、前立腺に慢性的な炎症を起こさせる副次的な肥大促進要因になると考えられています。

 

暴飲暴食や飲酒や刺激の強い食べ物など好む習慣は前立腺肥大症にとって、非常に悪影響を及ぼすので改める必要があるでしょう。

 

 

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